2021ベットフレッドワールドマッチプレイは、PDCが開催する28回目のワールドマッチプレイである。2021年7月17日から7月25日にイギリスブラックプールにあるウィンターガーデンズで開催された。
決勝戦でピーター・ライトが18-10でディミトリ・ヴァン・デン・バーグを破り優勝した。
ワールドマッチプレイについて
ワールドマッチプレイは、PDCプレミアイベント(メジャートーナメント)の1つで、初開催の1994年から続くPDCが主催する大会の中では最も長く続く大会の1つである。
過去にフィル・テイラーが今大会を16回優勝していることから、栄誉を讃えてテイラーが引退後の2018年より優勝者にはフィルテイラートロフィーが贈られている。
賞金額
2021年PDCワールドマッチプレイは賞金総額£150,000(約2億2800万円)の大会である。32名の参加プレイヤー全員に£10,000(約150万円)の賞金が保証されており、優勝者には£150,000(約2280万円)の賞金が贈られる。
2021PDCワールドマッチプレイ賞金内訳
ポジション(選手数) | 賞金 | |
---|---|---|
優勝 | (1) | 150,000ポンド |
準優勝 | (1) | 70,000ポンド |
セミファイナリスト | (2) | 50,000ポンド |
クオーターファイナリスト | (4) | 25,000ポンド |
セカンドR敗退 | (8) | 15,000ポンド |
ファーストR敗退 | (16) | 10,000ポンド |
出場者
ワールドマッチプレイは32名の出場選手によって競われるトーナメントである。
32名の選出は2021年7月10日を基準日としたPDCOOM上位16名とPDCプロツアーOOM上位16名である。メンサー・スルホビッグは体調不良により欠場し、ジャーメイン・ワティメナが後任となり出場した。
以下が出場選手である。*()内はこの大会の最終順位。
PDC OOM TOP16
- ガーウェン・プライス (準々決勝)
- ピーター・ライト (チャンピオン)
- マイケル・ファン・ガーウェン (準決勝)
- ジェイムズ・ウェイド (1回戦)
- ロブ・クロス (2回戦)
- ゲイリー・アンダーソン (2回戦)
- マイケル・スミス (準々決勝)
- ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ (準優勝)
- デイブ・チズネル (2回戦)
- ホセ・デ・ソウザ (2回戦)
- ネイサン・アスピナル (準々決勝)
- グレン・デュラント (1回戦)
- クリストフ・ラタイスキ (準決勝)
- ダリル・ガーニー (1回戦)
- ジョー・カレン (2回戦)
- ジョニー・クレイトン (2回戦)
Proツアー TOP16
- ブレンダン・ドーラン (1回戦)
- デボン・ピーターセン (1回戦)
- デーモン・ヘタ (1回戦)
- ダニー・ノッパート (1回戦)
- ディルク・ヴァン・ダイヴェンボード (1回戦)
- ロス・スミス (1回戦)
メンサー・スルホビッグ (欠場)- スティーブン・バンティング (1回戦)
- マービン・キング (1回戦)
- ルーク・ハンフリーズ (2回戦)
- ガブリエル・クレメンス (1回戦)
- ヴィンセント・ファン・デル・フォールト (1回戦)
- ライアン・サール (1回戦)
- イアン・ホワイト (2回戦)
- カラン・リズ (準々決勝)
- クリス・ドビー (1回戦)
- ジャーメイン・ワティメナ (1回戦)
ゲームフォーマット
2021PDCワールドマッチプレイのゲームフォーマットは参加者32名により、以下のフォーマットで試合が行われる。
2021PDCワールドマッチプレイゲームフォーマット
1ラウンド – ベスト19レッグ(10leg先取)
2ラウンド – ベスト21レッグ(11leg先取)
準々決勝 – ベスト31レッグ(16leg先取)
準決勝 – ベスト33レッグ(17leg先取)
決勝 – ベスト35レッグ(18leg先取)
また、全ての試合は2レッグ差以上での勝利が必要となり、サドンデスが行われる。5レッグのサドンデスでも勝敗がつかなかった場合に限り、サドンデス6レッグ目に勝利したプレイヤーが試合の勝者となる。
試合結果
1回戦(ベスト32)
ガーウェン・プライス 10 – 4 ジャーメイン・ワティメナ
ジョニー・クレイトン 10 – 7 ディルク・ヴァン・ダイヴェンボート
ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ 10 – 5 デヴォン・ピーターセン
デイブ・チズネル 10 – 8 フィンセント・ファンデルフォールト
ルーク・ハンフリーズ 10 – 3 ジェイムズ・ウェイド
クリストフ・ラタイスキー 10 – 4 ブレンダン・ドーラン
カラン・リッツ 10 – 6 グレン・デュラント
ホセ・デ・ソウサ 10 – 2 ガブリエル・クレメンス
マイケル・ヴァン・ガーウェン 10 – 7 デイモン・ヘタ
イアン・ホワイト 10 – 7 ダリル・ガーニー
ゲイリー・アンダーソン 10 – 5 スティーブン・バンティング
ネイサン・アスピナル 10 – 6 マーヴィンキング
2回戦(ベスト16)
ガーウェン・プライス 11 – 3 ジョニー・クレイトン
ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ 11 – 8 デイブ・チズネル
クリストフ・ラタイスキー 11 – 5 ルークハンフリーズ
カラン・リッツ 11 – 8 ロブクロス
ピーターライト 11 – 5 ジョーカレン
マイケル・スミス 13 – 11 ホセ・デ・ソウサ
マイケル・ヴァン・ガーウェン 11 – 8 イアン・ホワイト
ネイサン・アスピナル 11 – 9 ゲイリーアンダーソン
準々決勝
ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ 16 – 9 ガーウィンプライス
クリストフ・ラタイスキー 16 – 8 カラン・リッツ
ピーターライト 16 – 7 マイケル・スミス
マイケル・ヴァン・ガーウェン 16 – 9 ネイサン・アスピナル
準決勝
ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ 17 – 9 クリストフ・ラタイスキー
ピーターライト 17 – 10 マイケル・ヴァン・ガーウェン
決勝
ピーターライト 18 – 9 ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ
ランキングトーナメント
ノンランキングトーナメント
- ワールドシリーズ
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- ウーマンシリーズ
- ワールドユースチャンピオンシップ